リラクゼーション
 
          
いまや「癒し」は大ブーム。
多くの人がストレスを感じながら過ごしています。
ハンディキャップのある人は、ストレス解消やリラックスをどんなふうにしているのかな?
 
気持ちをおちつけること
 リラックスと言えば、数年前にミネアポリスを訪れた際に通園の施設を訪ね、見学した時のことを思いだします。その時、私はシンプルテクノロジーをつかって活動するというセッションの終了時にある様子をみてとても感動したのです。
 みんなで活動のお片付けをした後、ゆったりした音楽を流しながら、先生たちは子どもたちを横になるようにうながしました。そして、やさしい香りのローションかアロマオイルを手にとり、ゆっくりとやさしく子どもたちの手や足にマッサージを始めたのです。時間は3分〜5分くらい。子どもたちはうっとりした表情で、とても気持ちよさそうでした。先生になぜマッサージしたのか質問してみると「アクティブな活動の後は、子どもたちの気持ちが少しクールダウンするように工夫している。クールダウンできると次の活動にも取り組みやすい。またノンバーバルな側面から子どもにいまの活動が終わったことを伝えることができる。」とのこと。あまりに楽しい刺激にふれると、テンションがあがりすぎて落ち着けなくなってしまう子もいます。なるほど〜!
 
それぞれにあったリラックス方法
 そうは言っても、とにかくマッサージすれば良いってものではありません。自分自身におきかえてみればわかることですが、心地よいリラックス方法は人それぞれです。自分が良いから他者にも良いとは限りません。でも、重いハンディキャップのあるひとは、自分で自分にあったリラックス方法を見つけだすことはとても大変です。・・・ということは、いろいろ経験できたり、「あんなのいいな〜」と思えるモデルを知ることができるサポートがあると、きっと助かりますね。
 
この人いい!って思うサポーターの共通点
 情報社会の現代です。リラックスをサポートすることも、必要な情報をとにかくわたせばいいと単純に考えてました。でも、素敵なサポーターさんに出会うたびに、それだけじゃないんだ!と感じます。いいサポーターさんだと感じる方には共通点があります。サポーター自身がそういうこと(リラックスすること、アクティブな活動をすること、人とコミュニケーションすること、モノを作ってそれで遊ぶことなど)を楽しんでいたり、とても大切にしているのです。そしてとても自然体です。そうするとおしつけが強いサポートではなく、同じ情報提供でもまったく違った魅力的なものに感じます。
 
まずは、経験する機会を積極的に持ってみることから・・・
登山やカヌー、イルカと触れあったり音楽活動、温泉につかったり岩盤浴など、さまざまなことにチャレンジできる機会をもっていきたいですね。
あなたはどんなことをやってみたいですか?
 
活動的にどんどん楽しむことも大切ですが、一方で、ゆったり過ごす時間もいいものですよ。リラックスタイム、つくってみませんか?
 
光遊びにあるといいモノ&必要なモノ
まず、光遊びに必要なモノは、暗い部屋です。暗ければ暗いほどにピカピカ光ってきれいです。それと、あまりお部屋は広くない方が良いですね。その方が、まわりの壁や天井に光の模様が反射して、なんとも言えない良い状況になります。
 
光遊び〜電飾&ミラー〜
飾り付けですが、おもいっきりやって下さい。クリスマスツリーなどで使う電飾が便利です。私は、少し大きめの鏡を用意してそのまわりを飾り付けたりします。鏡をのぞき込んだ時に自分が写ったり、そのまわりがピカピカしたりする状況で、大変集中力が高まるケースがあります。
 
光遊び〜ウオータータワー&音楽〜
長細い水槽から気泡が出て、見ていると幻想的な気分になります。また、同時に音楽が流れるようにしておけば、リラックス気分もいろいろ楽しめます。海の音楽、川や森などヒーリングミュージックでもいいですし、ハワイアンやジャズ、クラッシック、スマップなどなどなんでもいいんです。お気に入りの音楽を流すことが大切。
 
光遊び〜風〜
ドライヤーの冷温風や扇風機などを活用して視覚以外の楽しみを付け加えてみるのも良いでしょう。本人にあわせて、感覚遊びを楽しみましょう。その際、アロマテラピーなどを利用してみるのもいいですね。